どうも、mahuyuchanです。今回は、友達対局のマッチングをメインに行っているLINEオープンチャットに参加して、格上の方に教えてもらった一局の振り返りをしていきます。
記譜は以下からどうぞ
https://noike.info/kifup/2021/07/2021-07-02–10-46-59–554191/index.html41手目1五歩
戦型は角換わり腰掛け銀で、後手の手待ちに対して、桂馬を捨てる代わりに後手陣を薄くする定跡に進みました。
この形をしっかりと研究したことはなく、プロの棋譜をザッと並べたくらいしか知識がなかったので、うまくいくかは分からないまま指していく感じでした。
1筋の突き捨ては入れるかどうか悩みましたが、後に1歩回収できるようにしておいた方が得かもしれないことに加え、玉からは離れているのでそれほど負担にはならないだろうという考えで実行しました。
53手目4五歩
桂交換から4五歩と突いた局面ですが、ここは6五歩が定跡手順でした。
ここで6筋を切っておくことで、終盤に6八歩と打って固める筋や、相手陣地を乱す手筋を残せた気がするので、よく考えて指した方が良かったです。
この辺りで勉強不足の影響が出ています。
61手目7四歩
桂損の代償に後手陣を乱した後、手筋の7四歩を入れましたが、局後の検討では、7四歩はいつでも入るので、ここではじっと4四歩が良かったのでないかということでした。
とはいえ、タイミングの違いこそあれど、玉の近くに拠点ができるのは大きいと思うので、この辺りまでは互角だったのではないかという印象です。
65手目8八玉
図の局面は、角銀だけでは攻めが細いので、何か1枚駒をくださいと催促するための玉上がりをしたところです。
飛車のラインに入るので相当に危険ですが、かといって手をこまねいてゆっくりした手を間に合わされてはジリ貧なので、ここは腹をくくった感じでした。
実戦は、7六桂と打ってきたので、桂馬を入手できましたが、その代償に玉頭に大きな傷を抱えることになりました。
71手目2四歩
この71手目が、実質的な敗着だったように思います。
4五桂が入って右から押さえることができたので、ここでは7三銀と打ち込んでガリガリ攻めていくべきでした。
7一金とは下がれないので、同金もしくは銀を打つことになりますが、どちらにしても、精算してからの5三桂成でプレッシャーをかけられました。
77手目8五角
こちらの攻めが緩んだところで、玉頭に嫌味をつけてこられたのが図の局面です。
両王手の筋を含みに8五角と打ちましたが、仮に両王手をしても、8筋方面に逃げられたら寄せがないので、この時点ではこちらがはっきり悪かったです。
80手目4六角
5七銀とガッチリ守りたいところですが、ここで銀を手放すようでは、後手玉への取っ掛かりがまったくなくなってしまうため、6八金右としましたが、右辺が狭くなると同時に、いつでも角を切られる筋に入ってしまったのが痛かったです。
6筋の歩が切れていれば、6八歩という受けはあったかもしれません。
87手目5二銀
最後は、両王手にかけた苦し紛れの銀打ちを決行しましたが、同玉と取られても寄せはなかったと思います。
実戦は6二玉と引いて切らされました。
まとめ
ソフトの解析では中盤までは互角でしたが、71手目の7三銀を逃したところがあたりで形勢が後手に傾いた気がします。
もう少し時間をかけて考えるべき局面でした。
対局してくれた方、ありがとうございました。
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