どうも、mahuyuchanです。今回は、昨晩に指した友達対局2局のうちの1局を振り返りたいと思います。
目次
棋譜
棋譜は以下のリンクから見られます。
解説
17手目 3六飛
横歩取りの将棋になりました。
青野流も指し慣れていて好きですが、初めての相手かつ格上ということで、対策されている恐れから、オーソドックスな形の飛車引きを選択しました。
22手目 8五飛
後手は8五飛戦法でした。
これに対しては、新山崎流を過去に勉強したことがあるので、それを採用して対応することにしました。
28手目 8二飛
右桂の活用を急ぐのが本来の指し方ですが、8四歩と早めに打たれて飛車のぶつけを見せられたため、態度を尋ねる意味で、角交換から左桂を跳ねることにしました。
後手は飛車を8二まで引いたので、比較的穏やかな進行になりました。
35手目 6六角
3筋からの攻めを見せたことで後手の飛車を8四に浮かせ、それを目標にしつつ3筋もにらむ位置に角を打てたのが図の局面です。
評価値ほど形勢が良いとは思っていなかったですが、手が続くので主導権を握りやすいとは感じていました。
46手目 6五歩
後手は筋違い角から一歩を回収した後、先手の角をいじめてきました。
この角は逃げられないので、角銀交換から3三歩成という一方通行の流れになりました。
自分ではまだ指しやすいと感じていましたが、評価値は少しずつ下がってきているので、そのズレは修正しないといけません。
55手目 3三歩成
角切りから3筋に手を付け、図の局面では大好きなと金ができました。
また、金を2筋に上がらせた効果で、いつでも飛車切りを敢行できるようにしたのも大きかったと思います。
ここでは、金を逃げずに8九角からの攻め合いが怖かったです。
61手目 6三桂成
6三の脱出ルートを封鎖するために桂馬を打ったものの、その利きに銀を捨てつつ強引に逃げ道を確保する手を指されて、その後の方針が分かりませんでした。
本譜では仕方なく銀を取りましたが、左辺への逃げ道が確保されてしまい、寄せるのは相当大変と思っていました。
ここでは評価値以上に不利と感じていました。
64手目 6三角
と金を外されてしまったため、玉の逃げ道が右辺にもできてしまいました。
と金をうまく温存するような指し方をしたかったですが、実戦では時間も短いので、良い手順が思いつきませんでした。
5五桂と退路を封鎖した手からの構想があまり良くなかったのかもしれません。
67手目 5六歩
玉頭からプレッシャーをかけるために6筋の歩を伸ばしましたが、それにより筋違い角の転換が7八の金に当たることになりました。
6八金には7六桂があるのでやりづらく、本譜では、近づけてから銀を投入して受けることを読んでいました。
70手目 7二玉
実戦では、先ほどの5六歩を取らずに、金に直接アタックする6六桂の進行になりました。
これに対しては6四歩と突く手があり、同玉なら5五銀で桂馬を外せるため、後手は逃げる一手でした。
5二に逃げる手もあったかもしれませんが、それには3三銀で挟撃になるため、相当選びにくかったかもしれません。
76手目 6六歩
6三銀の王手で8筋に追いやってから、半ばお祈り気味の7四歩を打ったところに対しての6六歩でした。
同金と薄くしてから銀を取る狙いだったと思いますが、この瞬間は甘くなっているので、うまく指せば逆転できそうと感じていました。
80手目 6四玉
7筋に歩を成ってから、銀で上部を押さえた局面です。
ここでは、かなり危ないですが、8四玉と逃げた方が良かったようです。
9筋に逃げ込まれると、飛車の守りがあるため、ギリギリで攻め合い負けになりそうでした。
81手目 2四飛
最後は質駒の金を取って、こちらは詰まず、後手玉は必死となって勝ちになりました。
まとめ
序盤はうまく指せたと思いましたが、中盤の方針がうまく定まらず、その辺りはかなりこちらが悪くなったと感じていました。
最後は後手の攻めが緩くなったところをついて、際どい形まで持っていけたことが幸いしたようです。
対局してくれた方、ありがとうございました。
450 total views, 1 views today