東大受験芸人TAWASHIさんに学ぶ東大不合格にならないための心得

どうも、mahuyuchanです。
今回は、5度めの東大受験に失敗したTAWASHIさんが、どうして何度も不合格になってしまうのかを分析した記事です。
これから東大を目指す高校生は、決してこの人の真似をしないようにしてください。

目次

勉強面

まずは勉強面に関するダメなポイントを紹介します。

一般的な視聴者は「5年も勉強して受からないなんて、東大はやっぱり難しいんだな」と思うようですが、現実はそうではなくて、受かるための勉強法ができていないため、何年あっても受からない状況にあるのがたわしさんです。

なぜたわしさんの勉強法が間違っているのか、いくつかの項目に分割して紹介します。

基礎力が定着していない

まず、第一に言いたいことは、日本史や世界史を除く他の科目で基礎的な力が全く身についていない点です。

たわしさんは暗記は得意なようで、社会は共通テストでも毎回高得点ですが、それ以外の科目ははっきり言って東大合格者のレベルから遥かに遠いです。

英語であれば、英作文再現答案からも分かるように、文法が疎かになっていたり、資金援助を求める番組で出題された和訳問題で、受験生ならば誰でも訳せるような文章の主語や述語がメチャクチャになっていたりという感じです。

本人は、長い間勉強をしてきたことや、高校生時代に優秀だったことをプライドに思っているようですが、はっきり言って、そんなプライドはなんの役にも立ちません。

それがプラス方向に働いているのなら良いですが、現状では、謎のプライドのせいで自分の本当の実力から目を背けてしまうため、一向に基礎的な力が伸びていません。

苦手と言っている数学も、5年間やって共通テストが8割にも届かないのははっきり言って異常です。

基礎力という言葉を使うのがもったいないくらいで、足し算、引き算、掛け算、割り算のような小学校レベルの問題を何も苦にせずに解けるようにしないといけないレベルにすら思えます。

全体をまとめると、とにかく基本的な力が全ての科目で足りていません。

その中には、東大が重視する、しっかりと考えて問題を解く力も含まれています。

単純なテクニックや解法暗記で解けないように作られているからこそ東大入試は難しいのです。

東大入試を攻略するためには、完璧な基礎の力を身につけるこが重要です。

基礎的な考え方を身につけずに表面上のテクニックだけを習得しようとする学生は、東大入試には向いていません。

実力に見合った勉強をしていない

次は、参考書の選び方です。

英単語帳を大量に所持していることを自慢するような動画がありましたが、問題はそれ以外の部分にもあります。

前述の通り、たわしさんは謎のプライドがあるようで、簡単なテキストを使った勉強を避けているように思われます。

彼の実力から考えるならば、英数国は中学生レベルからやり直しても良いと思います。

流石にそれは可哀想というのならば、せめて教科書の内容の復習は行うべきです。

現状では、自分の力量に合わない難しいテキストばかり進めているため、テキストから学ぶことがないまま時間だけが過ぎているように思います。

それでも自分は、「『難しいテキスト』で『何時間』も勉強するなんてやっぱり俺は頑張っているな」とでも思っていそうです。

大事なことは、自分が頑張っているかどうかではなく、周りから見た時に十分に努力できているかです。

たわしさんは5回も東大受験をしているにもかかわらず1度も合格できていません。

それは側から見れば、正しい努力ができていなかったことでしかありません。

難しいテキストに手を出して自己満足で終わるのではなく、自分の学力をしっかりと見つめ、自分に合った教材を使って勉強することを、これから東大を目指す学生には心がけてほしいです。

進学校以外から東大を目指すことを考える場合は、必ず中学範囲から復習をした方が良いでしょう。

できる人の考え方やテクニックを学ばない

たわしさんの最も悪いところと言えるのは、独学の方針を貫いている点です。

金銭面の問題もあるので難しいところですが、やはり受験に習熟したプロの考え方を真似しないと、自分一人では答えに辿り着けないことが多いです。

これは、問題ごとの解き方や解答の作り方を学ぶことの大切さを言っているわけではありません。

勉強ができる人が、どのような着眼点で問題を捉え、どのような手順で解答を作っているかを知り、自分も真似できるようにしていくことが大切です。

ある程度の実力がある人ならば、一人で勉強して学力を伸ばせるでしょうが、多くの人はそうではないからこそ高校や大学に進学して、自分より頭の良い人の授業を聞くのです。

たわしさんが自分は独学で十分と言い張るのならば、もはや東大に行く必要もないと思います。

多くの教授のものの考え方を学んで、自分自身の知識や考え方の幅を広げることが東大前期課程の目的ですが、たわしさんはこれを完全に拒否していることになります。

そこまで独学にこだわりたいのであれば、東大で使われている教科書を揃えて自分で勉強したら良いと思います。

何かに習熟したいと考えており、自分には残念ながら一人でそれを読み解く力がないと分かっているのであれば、素直にできる人の意見を聞くべきです。

たわしさんは現状ではサポートを買って出てくれた個人塾の先生に習っていますが、残念なことに3年間習っても成果が出ていません。

プロスポーツの世界では、成果が出なければコーチを変えるのは普通のことです。

予算の問題はあると思いますが、受験ノウハウが蓄積されている大手予備校に通って、優秀な講師の考え方を真似することが、東大合格には必要だと思います。

独学で頑張る自分に酔うのは構いませんが、それで結果が出ないのであれば無意味です。

勉強時間をかければ良いと思っている

どれだけ勉強したかという時間の観点も重要ですが、それ以上に重要なのは、勉強の質です。

盲目的に勉強時間を増やすのではなく、自分の苦手を対策することに集中して時間を使ったり、難しい数学の問題を解くための訓練をしたりと、ある程度の目的意識を持って取り組むことが勉強では大事です。

たわしさんの勉強ルーティン動画を見る限りだと、特定の課題を克服するためにメニューを設定するのではなく、なんとなく毎日決められた課題をこなしているだけのように見えました。

目的意識を失った勉強は、ただ時間を無駄にしているだけです。

毎回の勉強で少しでも自分が成長したことを実感し続けないといけません。

英語のシャドーイングや多読を行うのも良いと思いますが、なんのためにそれを行っているのかを正しく説明できないのであれば、やる価値も半減すると思います。

何度も書いていますが、自分の尺度で努力していたとしても、周りから見れば不合格者の中の1人という評価しかありません。

東大に受からない限り、続けてきた努力は評価されないのだと早く気付かないといけません。

これから東大を目指す高校生は、時間管理を徹底して、無駄のない勉強スケジュールを組むようにしましょう。

苦手科目の対策ができていない

勉強面の最後は苦手科目の対策です。

たわしさんは数学が苦手といつも言っていますが、東大合格者の観点からすると、英語と国語も得点できているとは言えません。

英語数学国語の点数が安定しない限り、文系では基本的には社会は高得点勝負になるため、合格に近づくことができません。

そのことは、これまでの何度もの受験で分かっているはずですが、苦手を克服するための思考や工夫が一切見られません。

何が自分に足りていないのかや、何を強化すれば自分は点数が伸びるのかということを考えず、ただ盲目的にテキストの学習量を増やしているだけのように見えます。

目的意識を失ったとき、それは勉強ではなくただの作業になり、何も得るものがなくなってしまいます。

苦手の数学の点数が全く伸びないのも、自分がなぜ数学が出来ないのかを分析せずに、ただ黙々と問題を解いて解法を暗記するという勉強法を続けているからでしょう。

東大受験に必要なことは、問題文を読み取る読解力、読み取った内容をもとに考える思考力、考えた内容を分かりやすく表現する記述力の3点です。

これらを育てていくことを普段から意識して勉強しない限りは、永遠に東大が求める人材に近づくことは出来ません。

苦手科目のある受験生は、どうすれば克服できるかを、周りの人の意見も参考にしながら考える習慣をつけましょう。

生活面

たわしさんの収入がどの程度かは分かりませんが、やはり働きながら東大を目指すというのは厳しいものがあると思います。

本人はアルバイトで息抜きができると言っていましたが、実際は、肉体労働の疲労で勉強時間はさらに削られたことでしょう。

終盤は、資金援助の番組のおかげで勉強に集中する体制が整ったようですが、それでも結果がダメだったことを考えると、前半で出遅れたことが響いた可能性は高いです。

また、別の観点では、勉強しているふりはしているものの、身になる勉強はできていないとも考えられます。

このあたりを改善するためには、やはり大手の予備校に通うことが必要だと思います。

たわしさんは、東大に入って学力の高い学生と交流したいという目標があるようですが、自分はまだまだそんなことを言えるレベルにないことを自覚するべきでしょう。

予備校に通った1年目では、予備校の底辺組にすら自分は敵わないということを認め、続く2年目で、ようやく予備校の上位層と肩を並べられるくらいになると思わないといけません。

ここでもやはり謎のプライドが悪い方向に作用しているように思います。

東大の学生と自分が比肩するなどと言うのは、厳しい受験勉強に耐え、なおかつ入学後の難しい授業をクリアしている東大生に対して失礼です。

話を戻しますと、たわしさんには、金銭面の問題をどうにかクリアすることと、自分一人で勉強する環境を脱出することが必要です。

これができない限り、永遠に独学ガリ勉のままで、成長がないでしょう。

中途半端な進学校に在学する学生にもこのことは当てはまる可能性があります。常に模試の成績をチェックして、全国のライバルたちと自分の間にある距離を知るようにしましょう。

まとめ

今回は、東大受験芸人たわしさんがなぜ東大に合格できないかを分析しました。

これから東大を目指す学生は、絶対にこの人が行っている勉強法は真似しないようにしましょう。

東大合格に簡単な道はありません。

基礎を一つ一つ積み重ね、その中で自分で考える力を養うようにしてください。

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6 thoughts to “東大受験芸人TAWASHIさんに学ぶ東大不合格にならないための心得”

  1. 以前からTAWASHIさんの記事を読んでいます。ドラゴン堀江で彼を見たことがきっかけで応援するようになりましたが、5回も東大不合格となればTAWASHIさんの勉強法は勿論ですが、講師の先生方の指導にも問題があったのではないかと思います。

    1. たわしさんの性格からして、講師の方の指導を素直に聞いているとは思えません。
      しかしながら、それを抜きにしても3年間教えて進歩なしでは、流石に指導力を疑います。

  2. たわしさんがなぜ東大に合格できないか、分かりやすくまとめていただきありがとうございます。
    たわしさん動画のコメント欄でたまに、苦手な数学は捨てて、他の教科の勉強に集中すれば合格するのでは。という意見があります。ただ、数学だけならいいのですが、国語、英語もあまりなので、数学をカバーできるほどの点数を取れるのか分かりません。また、数学が苦手と思っている原因は、中学生レベルの基礎の数学を理解できていないからだと思います。難関中学を受験する算数問題から取り組んでみてもいいと思います。YouTubeなどの動画にも難しい算数を取り上げて解説してくれるものもあるので、たわしさん、もしこのコメントに目が止まったら見てみてください。算数から中学レベルの基礎ができてから、大手塾、例えば河合塾などに行くことをおすすめします。
    1年でなんとかしようとすると基礎が疎かなまま勉強することになるので、それでは、合格は難しいと思います。今回の文系数学はまさに基礎を問われる問題だったと思います。もし、今後も東大を目指されるなら2年かけて勉強の計画をする必要があるんじゃないかなと個人的に思います。

    1. 英数国全てを中学レベルからやり直す必要があります。
      英語ならば、主語と動詞を正しく把握すること。
      数学ならば、計算力や、さまざまな観点から問題を分析すること。
      国語ならば、文章を正しく読んで、書いてあることについて自分なりにまとめること。
      これらをおろそかにする限り、難しいテキストから得られるものはないでしょう。

      1. 数学の問題を解くことを楽しいと思えるようになればいいなと思います。難関中学受験向けの図形問題など、解けた時は小さな喜びがあります。
        ただ、東大に合格するには、いかに効率よく勉強するか、また、センスなども問われるとよく聞きます。
        そのあたりは実績のある大手の塾でノウハウを学ぶ必要があると思います。
        たわしさんに6回目があるか分からないですが、もし、6回目受験を決意された場合は、このブログ記事も参考にしてください。

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