どうも、mahuyuchanです。
今回は、2021年日本男子ボディビル選手権大会の結果予想になります。
まだ今年度の出場者が発表されていないので、前編では、前回大会(2019年)の振り返りを行っていきます。
目次
日本男子ボディビル選手権大会とは?
まず初めに、日本ボディビル選手権大会とはどのような大会なのかについて簡単に解説します。
※以下、日本ボディビル選手権大会は日本選手権と記載します。
日本選手権は、地方で行われる大会と異なり、日本ボディビル連盟が主催となっている点が特徴で、その名の通り、その年の日本一のボディビルダーを決めるコンテストになります。
先日行われた日本クラス別選手権大会が、体重による階級別なのに対して、日本選手権は、体重の区切りがなく、体重が軽い選手も重い選手も同じ土俵で戦う点が特徴です。
ボディビルでは、筋肉が発達していることが基本的には要求されますが、自分の骨格に対して、バランスよく筋肉を発達させたり、体脂肪率を低くできていたりすると、実際の体重よりも体が大きく見えることがあるため、体重が軽い選手でも体重が重い選手と戦えるというわけです。
同様の大会としてジャパンオープンがありますが、こちらは、出場に関する制限がほぼないのに対し、日本選手権では、一定の成績をこれまでに残さないと出場できないようになっています。
そう言った意味でも、日本のトップを決めるのにふさわしい大会と呼べると思います。
地方大会の優勝者でも予選落ちをするのが当たり前なほど、日本選手権のレベルは高いです。
また、非常にレベルが高いことで知られるミスター東京でその年に優勝しても、一発で日本選手権の予選を通過できることは稀です。
2019年日本男子ボディビル選手権大会の結果
続いて、前回大会の結果を振り返りたいと思います。
ちなみに、昨年度は、コロナウイルスの関係で大会が開催されなかったため、日本選手権は2年ぶりの開催となります。
2019年日本選手権の結果は以下の通りです。
- 1位 横川尚隆
- 2位 須山翔太郎
- 3位 加藤直之
- 4位 木澤大祐
- 5位 田代誠
- 6位 合戸孝二
- 7位 髙梨圭祐
- 8位 木村征一郎
- 9位 相澤隼人
- 10位 須江正尋
- 11位 嶋田慶太
- 12位 松尾幸作
2018年大会と比べると、メンバーや順位にかなり変化が見られたのが2019年大会でした。
入賞選手紹介
ここからは、前回大会の入賞選手について、私の感想や印象について書いていきます。
私の意見が全て正しいというわけではないので、あくまでも、ファンが好きなように書いているものだと思って読んでいたたければと思います。
1位 横川尚隆
横川選手は元々はフィジークコンテストに出場していた選手ですが、2017年からボディビルに転向したと記憶しています。
日本選手権初出場の2017年には6位入賞、翌年の2018年には、王者である鈴木雅選手に肉薄する戦いぶりを見せ、2位に入賞しました。
2019年大会には鈴木選手が出場しなかったこともあり、前年2位の横川選手の優勝は多くの人が予想していましたが、見事にその通りの結果を出したという感じです。
横川選手の特徴は、なんと言っても全身の筋肉の発達が凄まじいことです。
日本選手では飛び抜けた筋量を持っていたと思われる鈴木選手と互角以上に渡り合える筋量を持っている選手だと思います。
現在は、アマチュアからIFBBエリートプロへ転向していますので、今後は国内の大会に出場することはないと思われるのは残念な点です。
2位 須山翔太郎
須山選手は、私がボディビルを知った頃から日本選手権で入賞していたと思うので、もう10年近くトップで戦い続けている選手なのではないかと思います。
出場選手の中では、身長が高い方の部類に属しますが、それに見劣りしない素晴らしい筋量が武器のような印象です。
日本選手権では、2017年2位、2018年3位、2019年2位と、チャンピオンまで後一歩という成績が続いています。
過去にYouTubeを見ていたときに、未来のミスター日本というテロップが挿入されていたことをよく覚えているので、今年度はその悲願が達成できるかどうか見ものです。
3位 加藤直之
加藤選手は、身長こそ低いものの、全身に丸々とした筋肉をまとっているのが特徴的な選手です。
この写真からもよく分かりますが、肩や三頭筋の筋量は凄まじいものがあります。
また、大腿四頭筋の外側への張り出しが素晴らしく、なかなか見ないタイプの脚を持っている選手だと思います。
一時期は、日本選手権で12位に終わるなど、ファンから見れば不調だったのかなと思うこともありますが、去年は見事に表彰台を手にしました。
今年の大会でも、ジャイアントキラーぶりが発揮されるかどうかに注目です。
4位 木澤大祐
木澤選手も、随分長い間第一線で活躍している選手です。
前回大会では、表彰台に惜しくも届かない4位という成績でしたが、3位の加藤選手とは3ポイント差だったので、僅差と言えると思います。
木澤選手の特徴は、その腕に代表されるように巨大な筋肉を持っていることです。
雑誌等では、ジュラシックの愛称で呼ばれることが多く、現在は、それにあやかって、自身のジムであるジュラシックアカデミーを経営なさっています。
ボディビル関連の雑誌を読んでいると、毎年様々なことに苦悩しながらも、挑戦することをやめないという姿勢を貫いていることがよく分かります。
今年も過去のコンテスト経験を糧に、より高い順位を狙ってくるのではないでしょうか。
5位 田代誠
全身隙なく発達した筋肉から、ミスターパーフェクトの名で呼ばれているのが田代選手です。
私がボディビルを知る以前から日本のトップに君臨していて、過去のミスター日本では、4連覇を果たしています。
その後はコンテストから遠ざかっていた時期もありましたが、2012年大会で現役復帰し、鈴木選手に次ぐ2位に入賞しています。
その後も表彰台の常連でしたが、前回大会では、やや順位を落とす結果となってしまいました。
雑誌等には、非常に多忙な中で体作りをしていることが頻繁に書かれており、環境のせいにして逃げることはできないのだと、そのような記事を見るたびに思わされます。
今年はクラス別選手権に出場せず、日本選手権一本に絞って体を作ってくると思うので、それがどのような結果に繋がるのか楽しみです。
6位 合戸孝二
合戸選手は、まだ世界選手権の審査基準が筋量重視だったと思われる時代に、バルクで世界と渡り合った数少ない日本人だと思います。
日本選手権でも、合計で4回優勝していますし、優勝を逃したコンテストでも表彰台の常連という感じでした。
おそらく今年で60歳になるはずなのですが、それでもこの筋量を維持していることは驚きとしか言いようがありません。
過去には田代選手と火花の散るような戦いを繰り広げていたようで、今年もそれが見られるのではないかと期待しています。
7位 髙梨圭祐
高梨選手も、随分と長い期間、日本のトップに君臨している選手だと思います。
私は直接お会いしたことはないのですが、以前にサンプレイに所属していた選手なので、そのお話は、宮畑会長から何度か聞かせてもらったことがあります。
会長は、高梨選手の長所は下半身だとよくおっしゃっていました。
大臀筋までストリエーションの入る選手は日本人ではなかなかいないですが、高梨選手は、筋量、絞り共に素晴らしい下半身を持っています。
先日のクラス別では、惜しくも相澤選手に破れて優勝を逃しましたが、2位入賞で、まだまだ力があることを見せつけたと思います。
8位 木村征一郎
木村選手は、3位の加藤選手同様に、小柄ながらも自分より体格の大きい選手と戦うことのできる筋量を持っている選手という印象です。
日本選手権の順位は、2017年7位、2018年10位、2019年8位というように推移しています。
今年のクラス別には出場していませんでしたので、もし日本選手権に照準を定めているのであれば、過去の体を超える状態が見られるかもしれませんね。
9位 相澤隼人
2019年には最年少でミスター東京の座に輝き、さらには初出場の日本選手権で予選を通過するという快挙を成し遂げたのが相澤選手です。
おそらく年齢は22歳だと思われますが、この年で筋量、絞りともにトップクラスにあることは驚愕の限りです。
先日行われたクラス別選手権でも、パーフェクトスコアでの優勝を果たしており、続く日本選手権のタイトルも狙っているものと思われます。
まだ非常に若いことを考えると、将来的には、小沼選手や鈴木選手のように何度も日本選手権を制す逸材になっていくのかもしれません。
世界での活躍も楽しみに待ちたい選手です。
10位 須江正尋
須江選手も、合戸選手に次いで、大ベテランと呼べる選手です。
その特徴は、なんと言っても背中の広さと分厚さにあると思います。
合戸選手が、筋量で世界と渡り合える選手だったと書きましたが、須江選手も、同じ時期に世界選手権で海外選手と戦っていたようです。
サンプレイに所属していますが、普段は自宅でのトレーニングが主なようで、ジムでお見かけしたことは数えるほどしかないのが残念でした。
クラス別では惜しくも2位でしたが、その悔しさをバネに、また日本選手権で勇姿を見せてくれるのではないかと思います。
11位 嶋田慶太
嶋田選手は、ここ数年で日本のトップに躍り出てきた選手です。
その特徴はなんと言っても、細いウエストとメリハリのあるプロポーションで、今風に言うと、非常にエステティックなかっこいい体つきをしている点です。
かと言って、筋量が少ないということもなく、美しさと力強さを兼ね備えた体を持っている選手と言えるのではないかと思います。
クラス別選手権でも優勝し、その勢いのまま、今年は日本選手権の順位を上げてくることは必至なのではないでしょうか。
12位 松尾幸作
松尾選手は愛知県所属の選手で、日本選手権の入賞は前回大会が初めてだったのではないかと思います。
先日のクラス別選手権では、加藤選手に破れて惜しくも優勝ならずでしたが、今年の日本選手権でもトップ選手と戦い合うことが予想されます。
木澤選手も愛知県のゴールドジムで以前はトレーニングしていたはずなので、交流があるのかどうかは個人的に気になる点です。
まとめ
今回は、日本選手権の結果予想の前編でした。
まだ今年の出場者が発表になっていないので、前回大会の振り返りをメインに書く内容となりました。
出場選手が明らかになったタイミングで、今回紹介した選手以外で注目の選手をピックアップして、個人的な結果予想をしてみたいと思います。
後編も楽しんでいただければと思います。
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