TAWASHIさんが5回目の東大受験に合格するために必要なこと

どうも、mahuyuchanです。
昨日は、東大受験芸人TAWASHIさんの4回目の東大受験の結果が発表されましたが、無念にも合格ならずでした。
今回の記事では、TAWASHIさんのYouTubeを見ている限りで私が改善すべきと感じている部分を紹介して、合格するためにはどのような対策が必要かを考えたいと思います。

目次

環境面の問題

まずは環境面の問題です。

3回目の東大受験は、風呂なしトイレ共同の、自分でも劣悪と言うような環境で勉強していたことが足を引っ張ったようですが、4回目の受験に関しては、風呂だけでなくエアコンもある快適な物件に移動でき、施設という面での不利はなくなったように思われます。

しかしながら、それでもまだTAWASHIさんの勉強する環境には、受験生として確実に成功するための要素が欠けている部分があるので、そのあたりを紹介したいと思います。

一人で勉強を続ける環境に無理がある

TAWASHIさんは1回目の東大受験こそチームで取り組んでいましたが、2回目からは、ほぼ完全に一人で勉強するようになっています。

もっとも、動画にはない部分で塾の他の学生と交流があるのかもしれませんが、仮に、毎日自室で勉強しているのであれば、それもあまり望めないと思われます。

受験という課題に複数人で取り組むことには、いくつかのメリットがあります。

一つは、受験の不安を集団の力である程度取り除くことができる点です。

受験会場に行ってしまったら、あとは信じられるのは自分の力だけですが、それ以前の勉強をしている段階では、悩みを共有したり、助けあったりする友人がいることは、非常にプラスに作用します。

自分自身も、高校が終わったあとは必ず東大を目指す仲間と一緒に集まって、閉校時間まで勉強していたことを覚えています。

集団で勉強することで、サボることを防げるという点もメリットです。

TAWASHIさんは毎朝勉強配信をしていますが、それも2時間程度のことがほとんどなので、それ以外の時間にどれだけ集中して勉強できているかがずっと不明でした。

次の項にも繋がりますが、勉強している姿を互いに監視するためにも、勉強仲間の存在はあった方が良いと言えます。

再受験組が勉強仲間を見つけるというのは非常に大変なことですが、現代ならばSNS等を駆使すればそれもクリアできる課題だと思います。
共に頑張る仲間を見つけることが、TAWASHIさんには必要です。

勉強時間が確保できているのかどうか不明

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続いての問題点として、勉強時間をどの程度確保できているのかが全く分からない点が問題だと感じています。

毎朝の勉強配信を欠かさずにやり遂げたことは立派だと思いますが、個人的には、なぜ毎日12時間配信をしなかったのかが気になっています。

もちろん、朝の配信2時間以外でも勉強はしていると思いますが、より真剣に取り組む姿勢を見せて、サボれない環境を作るという意味では、平日は毎日12時間勉強配信を行うくらいでも良いと考えます。

個人的には、申し訳ないですがTAWASHIさんには勉強の才能が全くないと思っています。

しかしながら才能がないから諦めた方が良いと言っているわけではありません。

私も東大受験者の中では才能がない方でしたが、血の滲むような努力で現役合格し、その後も東大の中で上位3割に入るような成績を取るまでに至りました。

YouTubeの視聴者の中に、どれだけそういった難関校の受験をした経験がある人がいるのか分かりませんが、コメントを見ている限りでは、東大の厳しさをまるで分からずに、なんとなく応援している層が非常に多いように思います。

そして、そのような層の言葉で、TAWASHIさん自身が、自分はできる受験生なのだと思ってしまっていたのではないかというのが私の推察です。

才能がないならば、才能がある人の何倍も努力しないといけません。

そして、その努力が一番形として現れるのが勉強時間です。

もしTAWASHIさんが5回目の受験で本気で受かりたいと考えているのであれば、まずは勉強時間を見直して、1年間を振り返った時にどこにも隙がなかったと言えるようにする必要があると思います。

アルバイト等をしているのか、YouTubeの広告収入だけで生活できているのかは分かりませんが、もし後者であるならば、もっと学習している様子を発信すべきだと思います。

勉強内容の問題

環境面の問題の次は、勉強内容に関する問題点です。

TAWASHIさんには、受験のプロがたくさんついて、普通では受けられないようなコーチングを受けている様子が何度も放送されていました。

それにもかかわらず合格を4回も逃しているということは、勉強内容について、やはり根本的な問題を孕んでいる可能性があるのではないかと個人的には思っています。

東大が求める人材にそぐうような学習をしているか

TAWASHIさんは、東大がどのような人材を求める試験を受験生に課しているかについて深く考えたことがあまりないのではないかと思います。

東大受験においては、時間を名一杯使って深く考察する問題の割合よりも、効率よく解答を積み重ねて、うまく合格点を獲得していく問題の割合の方が多くなっています。

もっとも、他大と比べれば後者の問題でも十分に難しいのですが、それは東大受験をする以上は避けられないことなので、受け入れるしかないです。

特にこの傾向が顕著なのが、英語と数学です。

英語は、帰国子女でない限りは、全ての問題に完全に納得した解答を作ることはできない時間構成になっていると個人的には思います。

だからこそ、自分が合格点を取るためには、どのような作戦を立てないといけないかを深く考えて試験に臨むべきです。

一般的には、リスニングや英作文は点数を取りやすい分野なので、そこでは失点してはいけないと言われています。

TAWASHIさんは4回の東大受験を終えていますが、盲目的に学力を高めるような学習をするのではなく、合格するためには何をすれば一番効率が良いのかということを考えながら勉強を進めないといけない段階に入っているのではないでしょうか。

数学の学習法についても疑問点があります。

TAWASHIさんは、以前のYouTubeで、解法は頭に入っているがなかなか解けないというようなことを言っていましたが、それでは解けなくて当たり前です。

東大数学が見たいのは、テキストに載っているような典型問題が解けるかどうかではなく、受験生が勉強時間を通してどれだけ高校数学のことを理解しようとしてきたかどうかです。

単に解法を覚えるような学習では歯が立たないのは当然で、未知の問題に時間をかけてコツコツと取り組み、少しずつ自分の中の経験値を高めていくことでしか、東大数学を攻略する術はありません。

東大に合格するためには、闇雲に勉強するのではなく、何が自分には欠けていて、どのあたりを補っていく必要があるのかを丁寧に考えることが重要です。

講師からのアドバイスを素直に受けているか

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2番目に気になっていることとして、講師の意見を素直に聞いているのかどうかがあります。

上記の勉強法の点とも共通しますが、TAWASHIさんは、コメント欄でアドバイスがあった場合でも、基本的にはそれを無視する傾向にあるように思います。

コメント欄に書いてあることは全て真実というわけではないですし、むしろ、東大受験をしたこともないような人からのアドバイスは受けない方が良いと考えるのは普通ですが、中には的を射たような意見もあります。

そのようなものについて、TAWASHIさんはもう少し寛容に受け入れても良いのではいかと思います。

動画を見ている限りだと、TAWASHIさんはかなり頑固な部分があり、自分の決めた勉強法を変えたがらない傾向もあるように思います。

そのやり方で効果が出ているならば問題ないですが、流石に4回受験して全て不合格という事実は受け止めて、自分のやり方に問題があったと反省するべきなのではないでしょうか。

そして、優秀な講師陣がついているのですから、その人たちの言うことに素直にしたがって1年間取り組んでみることを勧めます。

自分のやり方を変えるというのはかなり抵抗のある作業ですが、それで成果が出ていないのであれば、色々と見直さないといけないと思います。

好きな科目ばかり勉強しているのではないか

最後は完全に私の憶測なのですが、TAWASHIさんは好きな科目の勉強時間の方が圧倒的に多いような傾向があると思っています。

このことは、数学の点数がほとんど伸びていないことや、何度も受けているセンター試験や共通テストの理解基礎の点数が低いことから分かります。

理科基礎は共通テストだけなので、勉強に身が入らないのは分かりますが、それでも、足切りのことや、二次試験に少しでも点数を残すことを考えれば、真剣に取り組まない理由が全くないわけではないと思います。

社会科目が得意なことはよく分かっているので、そこに関しては維持する方向で勉強を続けて、苦手の数学と、イマイチ伸びていない国語に学習時間をつぎ込む必要があると思います。

しかしながら、勉強配信からは勉強内容までは把握することができないので、もうすでに実行しているという可能性があります。

その場合は、結果が出ないようなやり方になって時間だけ無駄にしていることが考えられるので、講師陣にアドバイスをもらうようにした方が良いです。

得意な科目で稼げるようにすることは大事ですが、これまでの試験を見ていると、TAWASHIさんは得意のはずの社会でそれほど大きくは稼げていないように思います。
それならば、もう少し苦手分野の対策時間を増やすべきではないでしょうか。

TAWASHIさんが5回目の東大受験に成功するためには?

最後に、TAWASHIさんが5回目の東大受験で合格するためには何が必要なのかを考えてみたいと思います。

大手予備校に入学する

駿台予備学校 - Wikipedia

予算の問題もありますが、大手予備校に入学することはTAWASHIさんの合格に大きく貢献すると思われます。

集団の中で勉強することで、これまでには得られなかった緊張感や、周りと競う意識も芽生えますし、冒頭に書いた仲間とのつながりも生じる可能性があります。

また、大手予備校の持っている受験ノウハウは、TAWASHIさん個人では入手することが非常に難しい情報になるので、それを得るためにも、予備校に通うことは有効と思われます。

しかしながら、YouTubeの配信が収入源になっている現状を考えると、その配信ができなくなってしまう予備校通いは現実的ではないかもしれません。

長時間の勉強配信を続ける

2つ目は、現在は朝の2時間である勉強配信を、平日12時間に拡大することです。

勉強時間がどれだけ確保できているか分からない現状があるため、周りの人に監視されながら決まった時間勉強する生活を続けるという意味では、長時間の勉強配信は不可欠だと思います。

12時間の配信を不定期で行っているのは、やはり体力の負担が大きいからだと思いますが、それは裏を返せば普段は12時間未満の学習しかしていない可能性を否定できないということになります。

5回目の受験で合格するには、もはや甘えたことは一切言っていられませんので、長時間の勉強配信は検討に値すると思います。

私は、受験学年の夏休みと試験直前の自由登校期間には、毎日16時間勉強していたので、TAWASHIさんも頑張ればそれくらいはできると思います。

東大の解答を意識した学習をする

最後は、繰り返しになりますが、普段から東大の受験につながることを考えた勉強をするということです。

数学で問題を解く時には、解答の過程を省かずに詳細に書くようにしたり、英語ならば、読んだ英文の要約はすぐに作れるように毎回練習したりすることが挙げられます。

単語や文法、用語の暗記などの基礎的な勉強も疎かにはできませんが、そろそろその段階よりも先を見据えた勉強法の割合を増やしていかないといけないと思います。

盲目的に勉強して成績が上がるのはある一定までで、そこを超えて東大レベルに到達するには、さらに工夫や努力が必要になります。

まとめ

今回は、TAWASHIさんが5回目の東大受験で合格するには何が必要なのかについて書きました。

今までの反省をして、自分に足りなかった部分をしっかり洗い出せれば合格も見えてくると思います。

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4 thoughts to “TAWASHIさんが5回目の東大受験に合格するために必要なこと”

  1. たわしさんが5度目の受験に挑戦するために必要なことを分析していただきありがとうございます。
    たわしさんのことは、1度目の挑戦から見守ってきました。個人的な感想ですが、金銭面などの問題もあるかと思いますが、全て中途半端なままで勉強を続けているように感じました。浪人生が東大を目指すのは並大抵の努力じゃ難しいと思います。記事にも書かれていましたが、大手の塾、河合塾本郷校に通うなど、東大を常に意識しながら、ライバル達と切磋琢磨して、もっと自分のモチベーションを上げるようにする必要があると思います。1人で家に引きこもって勉強を続けていても、自分が今どれくらいのレベルにあるのか知るのは難しいと思います。5度目が最後で6度目はないと決意して挑む必要があると思います。

    1. 厳しい意見ですがその通りです。
      今は不合格の現実を受け入れるのが精一杯だと思うので、続報を待ちたいと思います。

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